(T)5月の税務
(U)財務諸表入門 今月は、損益計算書の見方、つまりP/Lを読むポイントについて解説致します。 一般に財務諸表と言う場合@貸借対照表 A損益計算書 B利益金(損失金)処分計算書を言います。 損益計算書 は(P/L)ともいわれ、企業の営業活動の結果どのよううな成績だったかを売上総利益、営業利益、経常利益、及び当期利益の四つの段階で表示する計算書です。 P/Lにより企業が一定期間に上げた営業成績が読み取れるのです。(借方) P/L(損益計算書) (貸方)
損益計算書 (P/L)借方側の費用は、企業の営業活動すなはち、利潤追求という命題に対して払われた努力を物語り、貸方側の収益は、その結果得られた成果を物語っているのです。従って、成果が努力を上回った部分が利益といえるのです。しかも、その内容を、売上総利益すなわち売上高から売上原価を控除した粗利をまず表示し、そこから人件費その他の諸経費である、販売費および一般管理費を差し引くことにより営業利益を計算し、さらに、営業外損益を加減し経常利益を表示し、特別損益を加減して当期利益を最終的に表示します。 このことから損益計算書は、企業の営業活動の結果どのような利益が計上されたかを表示する計算書であると言えるのです。
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