《T》4月の税務
《U》財務諸表入門 今月より財務諸表の見方つまり決算書を読むポイントについて解説致します。 一般に財務諸表と言う場合@貸借対照表 A損益計算書 B利益金(損失金)処分計算書を言います。 貸借対照表 はバランスシート(B/S)ともいわれ、企業の資産(現預金、物品、債権等)と企業の負債(借入金、未払金、預り金等)を表示し、差額としての資本(純資産)を計算する計算書です。B/Sにより企業が一定時点に持っている財産状況が読み取れるのです。 B/S(貸借対照表)
貸借対照表(B/S)借方側の資産は、資金の流れから捉えるならば資金の使途ないし資金の運用形態を表示しているのです。 それに対し貸方側の負債と資本は、資金の源泉ないし資金の調達形態を表示しているのです。 従って、借方と貸方とは、必ず一致しますので、バランスシートと言われるのです。 このことから貸借対照表の資本の部がプラスであるか、またそのプラスが資本金を上回っているのかが、企業の経営が健全であったかどうかを物語ることになるのです。 《V》 PC(パソコンの活用)会計業務のパソコン (PC)活用は、@財務会計 A税務会計 B管理会計に分ける事ができます。PC は、ハードとソフトで動くものですが、最近のハードはどれをとっても問題はないのでソフトの有効活用について説明いたします。
企業活動を取引発生順に記録、計算、整理するシステムが簿記 (帳簿記録法)ですから、全ての取引を網羅する必要が有ります。取引→ 伝票 →総勘定元帳 →財務諸表(B/S.P/L)現実の企業活動は、複雑でしかも流動的なものです、取引の発生順にとはなかなか行かないものです。 そこで、取引を一定のパターンでインプットさえすれば、上記の流れが自動的に記録、計算、整理されるシステムがパソコンの経理ソフトなのです。 財務会計の結果を受けて課税所得の計算と納付税額の計算過程で、会計事務所の範疇です。 税法改正に対する確実な反応と職業専門家としての能力発揮の為に最もソフトに気を遣うところですが、当会計事務所が採用している、税理士データ通信の
会計管理の範疇だけでなく、経営管理のソフトとしてオフイス97 (マイクロソフト)を使用してます。WORD →文書作成ソフト→業務日報、FAX送信、連絡文書、請求書、領収書EXCEl →表作成ソフト →資金繰表、経営計画書、借入金返済明細書、分析表Access →データベースソフト →実績管理表、統計表、住所録、等PowPoint →プレゼンt-ションソフト→企画書、提案書パソコンの有効活用は、これらを使いこなしデータの内部及び外部のネットワーククライアントと共有することに有るのです。 ですから、より積極的にどんな活用が出来るだろうかと言う姿勢が必要ですし、 作成したデータを共有財産として如何に活用するかが、問題です。
おそらく数年で、インターネットはインフラ化されるでしょう。したがってインターネットに接続するか否かが問題ではなく、どんな活用が出来るかの検証こそ問われているのです。
|
|