こんにちは「倉重税務会計」です。

高橋尚子様

シドニー女子マラソン優勝おめでとう御座います。

2000年最も大きな感動を与えてくれた出来事、シドニー女子マラソンで「この時代生きた証を残したい」と言って走った高橋尚子が大きな感動を与えてくれた。

レースに臨む心境を語る。

「監督は金に拘っていたが、私はここまできたら、金とか銀と言うよりも、走り終わったとき、（全力で納得のいく走りをして、自分は良くても悪くても、力を尽くしてやったよ、よく頑張ったね）と後で一緒に走った選手と語り合えるようなレースをしたい。」そしてその心境を

「タンポポの綿毛のようにふわふわと42キロの旅にでる。」と詠ってスタートラインへ

この努力に裏打ちされた信念に陸上の神様は四度（四度・シドニー）にっこりと味方して、微笑んだ。

（一） 18キロ付近、給水を取り損ねた高橋に、山口が給水を渡してくれた。この感動が高橋に中スパート開始の動機を与えてくれた。この感動が一気にギアチェンジさせてくれた。

（二） 30キロ付近、シモンとのデットヒートを続ける高橋はこの二人の併走をこのまま続けたいと言うランニングハイの状態、すなわち脳波がアルファー波へ導かれた。（シモンは絶対勝てると言うベータ−波）

（三） 35キロ付近、クインズロード、サングラスをはずしたいと思っていた高橋は父親を見つけ一歩手前に出てサングラスを投げつけた。その時シモンの足が付いてくることが出来ない状態であることに気が付かせてくれた。

（四） 競技場のトラックにトップで帰って来た高橋が観衆の歓声を楽しんでいた時、シモンが急接近してきた。ふと見上げたスクリーンにシモンの姿を見つけてラストスパートが必要なことを気が付かせてくれた。

　ロッキー山脈の3500メートルの高地でのトレーニングで自信を確信にまで高め「勝てるな、と言うイメージ」を身に付けシドニーに乗り込んだ。

万全の準備をして、スタートラインに立てた事に感謝し、納得のいくレースを心がけた高橋尚子に陸上の神様は味方して四度にっこり（シドニーッコリ）微笑んだ。｢潜在意識にまで浸透した願いは必ず実現する｣と言う「宇宙真理」はここにも普遍に存在していた。20世紀最後のオリンピック、シドニーのメインスタジアムに宇宙真理を実践した高橋尚子に乾杯！！